2025/06/17 21:14

八女管楽器オリジナルパッドに新たな選択肢。“HDパッド”登場、その違いとは?




■ やめかんパッドといえば…

八女管楽器ではこれまで、自社製の“オリジナルパッド”を通じて、吹奏感の自然さや音色のコントロール性を大切にしてきました。

適度な柔らかさと、トーンホールに吸い付くような感触。
そして何より、タッチ時の「音の静かさ」や、歪みのあるトーンホールにもフィットする柔軟性の高さが、修理現場でも演奏者からも高い評価をいただいています。

そして今、もう一つの選択肢として、新たに“HDパッド”をラインナップに加えることとなりました。

今回は、オリジナルパッドとHDパッド、それぞれの特徴と違いについてご紹介します。


■ オリジナルパッドの設計思想と特徴

八女管楽器のオリジナルパッドは、優しいタッチ感と音色の柔らかさが最大の魅力です。

▶ 特徴まとめ
適度な柔らかさの構造
着地音が静か
トーンホールとの“密着性”が高く、微妙な歪みにも柔軟にフィット
ロールドトーンホール(カールタイプのトーンホール)との相性が非常に良い

特に、着地音の静かさとタッチの自然さは、多くの演奏者や学生様からご好評いただいています。

「柔軟性が高い」「素直な鳴り方をしてくれる」
──そんな声が多く寄せられるパッドです。

今もなおこのオリジナルパッドを採用していただいている企業や工房様は数多くございます。



■ HDパッド誕生の背景と狙い

そんなオリジナルパッドとは対照的に、
「パチっと合わせてたい」
「ホールド感が欲しい」
「もっとレスポンスの良いパッドが欲しい」
「反応にスピード感がほしい」
という声も少なからず届いていました。

そうした声に応えるかたちで誕生したのが、新製品【HDパッド】です。

▶ 開発の経緯
延べ数百個以上のパッドを試作・検証
台紙の固さやフェルトなど要素を見直し再設計
データと職人の技術や演奏家の方達の耳を頼りに、即応性とサウンドの明瞭さを追求

▶ 特徴まとめ
反応性が非常に高く、音の立ち上がりが速い
芯のある、はっきりとした音色
レスポンスの良さ

クラシックに限らず、ソロプレイやビッグバンド、現代曲など、細かいパッセージニュアンスを求める場面で真価を発揮します。


■ どちらを選ぶべき?

「どっちがいいですか?」というご質問をよくいただきますが、正直なところ、**“楽器と奏者の個性次第”**です。

演奏ジャンルや演奏スタイルによっても好みが分かれる部分です。


■ おわりに

オリジナルとHD。
同じやめかんパッドでも、タンポを合わせる作業や、吹き心地、タッチ感の違いは明らかです。

修理やオーバーホールのタイミングで、パッドの種類を見直してみるのも、演奏をより快適にするひとつの選択です。

「自分に合っているのはどっちか?」

その答えは、実際に吹いてみて、触れてみて、体感してこそ見えてきます。
ぜひこの機会に、八女管楽器のパッドの違いを体験してみてください。

お客様にご提案の幅がぐんと広がるタンポの硬さの世界。
ぜひお手に取ってみてください✨

やめかんパッドの導入をご検討の
楽器店及び工房様
以下のメールアドレスかお電話よりお気軽にお問い合わせください。


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八女管楽器
〒833-0003 福岡県筑後市羽犬塚580 藤ビル 104       
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TEL: 0942-64-8866
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